2019.06.02
洋服の作り方を教えるだけの洋裁教室では満足できない理由
松本市のソーイングコンサルタント、
RaspberryGirl®(ラズベリーガール)オーナーの田川恵理子です。
バラや紫陽花が美しく咲く季節ですね。
先日は、生徒さまがレッスンにいらしてくださる際に
お庭のバラをお持ちくださいましたよ~。
![](http://raspberry-girl.com/wp-content/uploads/2019/06/DSC_0916.gif)
さっそくアトリエに飾らせていただきました。
とってもいい香りです!
このところ少し仕事が立て込んでしまいまして・・・
私を気遣い、少しでも心癒されるように、と。
可憐でかわいらしいピンクのバラが何種も。
そのお心遣いには、心から感謝しております。
![](http://raspberry-girl.com/wp-content/uploads/2018/07/a355b37379487d879b3a2ade2ebc9c21.gif)
去年は、また別の生徒さまより、柏葉アジサイを頂戴しました。
お相手を思い、花を贈る気遣い、庭から剪定してさっと包んで
持参してくださる行動力、私が講師でありながら、生徒さまから教わる
ことがたくさんあります。
講師と生徒の良好な関係性が作り出すレッスン空間
お土産をいただくことも、めずらしくないのですが、
旅先で洋裁教室のことを思い出してくださることが、本当にうれしく
ありがたく思うのです。
それが、お手製のお菓子であったり、お茶であることもあり、ざわざわ手をかけてくださることにも、本当に心躍ってしまいます。
どれも私が好きなもの、興味示すものであり、・・・生徒さまはよくご覧になられているなぁ・・・と感心せざるを得ません。
正直に申し上げると、ものをいただくことは
あまり好きではありません。
「手土産」とは、昔からの文化であり、手ぶらでおじゃまするのも
失礼に当たるので、なにか・・・という安易な考えから、ものを
持参することで
あげる側の人間の満足感を満たす行為でしかない
と、私は考えています。
ものであふれるこのご時世に、
「いらないもの」をいただくことほど、迷惑なことはありません。
ここで何が言いたいのか、というと、既述のような自己満足で
お土産を持参する生徒さまは、当教室にはいらっしゃらない、ということです。
自宅にものを置くことが好きではない、とか、
いらないものは、即処分する、とか、
断捨離が常である、などといった、あまりにもプライベートな
ことを、レッスンの時間にお話しすることは、もちろんありません。
「洋裁が好き」なだけではないマインドの共通点
![](http://raspberry-girl.com/wp-content/uploads/2019/06/DSC_0931.gif)
数名の生徒さまから、「花がきれいに飾られ、丁寧な暮らしを感じます」と
お話しいただきました。
とにかく、生徒さまはよく見ています。
新しいワンピースを着ていると、
「先生、新作ですか?」
「これはリバティの〇〇ですよね!」
「今回は少しデザインを変えられたのですか?」
生徒さまは、みなさまとても敏感です(笑)
自慢したいわけではないのです。
とにかく様々な事柄に「よく気がつく」のです。
気づく、ということは、意識して見る、記憶していないと、
変化には気づかないものですよね。
洋裁を、洋服の作り方を教えるだけでは満足できない
ここ数回のブログ記事は、文面こそ違いますが、書きたい内容は同じです。
当教室に洋裁を習いに来ていただいているわけですが、
それだけではない、ということ。
複数名受講で、数名の生徒さま同士で、互いに仕立てられているものを
ご覧になったり、創意工夫を互いに認め合い、縫製のやり直しを
しなければならない場面でも、私も今度はしっかりやり直そう、
と思うことができたり。
そんな空間を作り出す要素は、普段から気づきを大切にし、
具体的な目標を持っていらしているからこそであると思います。
新しい生徒さま、大歓迎です
どの生徒さまも、皆さま「初めての体験レッスン」を受講されています。
学びたい気持ちこそが、程よい緊張感あふれる空間を創り出します。
洋裁が得意ではない、とか、うまく縫えない、などといったことは、
全く気にする必要はありません。
よくいただくお問い合わせです。
「お洋服をつくってみたい」そのお気持ちが一番大切です。
ごく稀にですが、レッスン中に余談が止まらなくなってしまう生徒さまが
いらっしゃいます。(本当に稀です)
貴重な時間をどのように過ごし、自分自身に何を得て
その日のレッスンを終えるのか、そして、自分自身がどう在りたいのか、ということをしっかり見つめられる場でありたいと考えています。
周囲の生徒さまに敬意を払い、互いに尊重し合える関係であることが
素晴らしい学びを生みます。
「行ってみようかな」とお考えの方、ぜひ体験レッスンにいらしてくださいね。