2020.01.13

洋裁好きがいつも惹かれている「和」の魅力。和紙で障子をアレンジ。

松本市のソーイングコンサルタント、
RaspberryGirl®(ラズベリーガール)オーナー講師の田川恵理子です。

3連休はいかがお過ごしでしたでしょうか。
今回は洋裁ブログとはあまり関係のない記事になってしまいました。

和の魅力にふれた3連休

本来であれば、年明け前にどうしても着手したかったのですが、後回しになってしまった障子の貼り替えをしました。やっと肩の荷が下りました。

松本市街にある、和紙専門店「島勇」さんへ。
素敵な和の佇まいです。入る前からどきどき。興味津々の長女です。


「貼り替え」と言いましても・・・破れてしまった部分だけですが、かわいらしい柄でちょこっとアレンジをしたらどうかな?と以前から考えており、試してみました。3種類の和紙を選んで購入したのですが、無地の2種類は、紙が重くてきれいに貼ることができませんでした。やはり向き、不向きがあるようです。

洋裁と一緒です。生地にも仕立てるデザインによって向き不向きがある。
ここはお店の方にご相談すればよかったなぁ~と、ちょっと後悔。なんでも先人の知恵はお借りしたほうが良いですね。

さっそく貼ってみました。こんな感じです。
店内には多種多様な和紙がいっぱい。その中から選んだ柄はこちらです。

破れた箇所をせっせと補修。こちらの和室は、むすめたちと私の寝室。
寝る前に、「かわい~~~♪」と大興奮状態となってしまい・・・

「障子の向こう側の廊下の電気を点けたら、こんなにも幻想的~♪」

と、教えてあげたかったのですが、やめました(汗)
購入した和紙の枚数が足りず、これはもう少し張替え箇所を増やしたら
いいのではないか、と思ってしまいました。和紙の魅力さらに惹かれてしまいそうです。

伝統継承の意味と持続化の難しさを考える

そして、この土地の伝統行事、三九郎(場所により、どんど焼きとも言うそうですね)へ参加のため、前夜に長女といっしょに作った「まゆ玉」です。

三九郎とは、松飾やだるまを集めてやぐらを作り、それらを燃やした火でまゆ玉を焼いて食べ、無病息災を祈願するという昔からの伝統行事です。書初めを燃やすと、灰が上がるほどに字が上手になるというならわしがあります。

説明が簡単すぎてすみません(汗)

米の粉を練って作るのですが、食紅を使わずに色を付ける方法はないかな?と考え、米の粉だけを購入。

「いろんな色のまゆ玉作りたい!」とやはりの声。

冷蔵庫を漁って、なんとか、にんじんと七草で作ったのですが、かわいらしい色合いでできました。いたずらにちょっとカレー味も(笑)

伝統行事への参加は、親としては子どもたちに伝えていきたいもの。
ただ、近年は少子化と時代の変化で、行事の継承や、由来を引き継ぐことの難しさを感じます。

3連休は「和」に触れる機会が多く、洋裁を仕事にしながらも、和のテイストに憧れがあり、アトリエのとなりの部屋を「ミシンが踏める和室」に改装中です。まさに和洋折衷!と一人で盛り上がっていますので、完成の暁には一緒に喜んでいただけるとうれしいです。