2019.05.22

スタッフ養成講座1期生の受講がスタート!時間の貴さを知る、ということ

松本市のソーイングコンサルタント、
RaspberryGirl®(ラズベリーガール)オーナーの田川恵理子です。

前回の更新から、すでに10日も経ってしまっていました・・・

こんなに月日が経つのは早いとは・・・
と、言いながら、更新をサボった件をごまかそうとしています。

RaspberryGirl®スタッフ養成講座1期生のレッスンを
今月より開講しております!

まずはコンセプト共有から。

洋裁を仕事にする、という堅い覚悟を決めて、3名の生徒さまが受講を
スタートしました!

私の仕事に共感くださることに感謝の気持ちを忘れてはいけない、と
常に言い聞かせています。

さて、洋裁を仕事にするにあたり、まず、やらなければいけないことは
なんでしょうか。

洋裁に関する知識を身に付けることでしょうか?

それとも、縫製の練習をし、洋裁技術を磨くことでしょうか?

初回の養成講座は、

コンセプト共有をすること

から始めました。

ミシンや生地、洋裁道具に一切触れることなく、まずは淡々と卓上で
お話をさせていただくことから。

洋裁教室にもたくさんのジャンルの教室があります。
たとえば、

・レディースのお洋服を専門に扱う洋裁教室

・パターンメイキングから教えてくれる洋裁教室

・ナチュラル服を作る洋裁教室

・着物のリメイクを施す洋裁教室

・親子おそろい服を作る洋裁教室

RaspberryGirl®洋裁教室は、既述のいずれもコンセプトではないのです。

いらしてくださる生徒さまへ、なにをお届けしたいのか、
どうなっていただきたいのか、それを明確にして、そのためにはどんな
サービスがなければならないのか、どんな人材が必要なのか、
そのために、今どんなことを講座で受講いただく必要があるのか、

ということをしっかりご理解いただき、やっと・・・
3回目のレッスンからミシンをがしがし!!!踏んでいただきます。

上質で実用性のある子ども服!こそがお洋服のコンセプト

上質である、とはどこで判断しますか?
お洗濯や摩擦への耐性、ではないでしょうか。

さて、それはどんな生地なんでしょう?

子ども服の実用性ってなんでしょう?
着脱しやすく、長く着られることではないでしょうか?

さて、着脱しやすいお洋服ってどんなお洋服でしょうか?
長く着られるとは、サイズが合わない大きな服のことでしょうか?

違いますよね(笑)

主婦の目ってすごいんですよ。
みなさん、話し合ったわけでもないのに、子ども服へ求めている
希望がほぼほぼ一緒なんです。皆同じ思いでお子さまへのお洋服を
選んでいることがよくわかるんです。
(当教室調べ)

Raspberryにいらしてくださる生徒さまは、皆お洋服に対する思いが
同じ、当教室コンセプトに共感していらしてくださるのです。

生徒としていらしてくださっていたのが、もしかしたらそのサービスを
ご提供する立場になるかもしれない。

一番大切なコンセプトを共感していらしてくださっているからこそ、
お客さまの気持ちがわかるスタッフに成長してほしい。今の気持ちを
ずっと忘れずに、楽しんで、素晴らしい時間とお洋服を大切に仕立て、
それを着てくれる、使ってくれる方への思いをいつまでも持ち続けてほしい。

そんな思いを開講早々にお話をさせていただきました。

志高い生徒さまに囲まれて、私は幸せです。
今後、学んでいただくことが山のようにあり、日々の生活の中で
「時間に融通を利かせる」ことが課題となってきます。

時間の貴さを知らなければ、有意義な時間の提供はできない

「時間」の価値観を大切にしてほしいのです。
一番にお話をさせていただきました。

私たちの仕事は、目に見えない「向き合う時間」「充実した時間」である、ということです。

無駄に時間を奪う、奪われる行為がとても嫌いです。
メールで済む話をわざわざ電話をしてきたり、必要のない話(そこから
何も得られない話)に時間を割いたり。
それだけではありませんが、お互いの時間を奪い合う行為ではなく、
尊重し合えるようになりたいと、お伝えしています。

いらしてくださる生徒さまは、貴い時間を過ごしに、わざわざ
時間を使い、お金を支払います。ただ洋服の縫い方を教えるだけの洋裁教室であってはならないのです。

お金でその時間を買う、それを忘れてはいけない、
1期生の生徒さまに教えながらも、私自身が一番理解していなければならない
教えることで自分も学ぶとはこのことですね。

マインドと、実技をバランスよく学ぶ

マインドを育てながら、家庭科の教科書みたいな勉強を、今更ながら(笑)

これ、とっても大事なんです。
子ども服に求められるものは、ここを理解していないといけません。

植物繊維のお洋服、なんですよ^^
言葉を聞いただけでも安心できそう。
普段の会員さまのレッスンでお話することはありませんが、
みなさまの子ども服作りのご参考になれば、と思います。