2019.05.07
小学生と洋裁の関係
松本市のソーイングコンサルタント、
RaspberryGirl®(ラズベリーガール)オーナーの田川恵理子です。
10日間の長いGWが終わりました。
みなさま、いかがお過ごしでしたでしょうか。
私は計画とは裏腹に、ミシンにもパソコンにも触らない
(触れない?)日々を過ごしました。
いつも慢性かのように不調を訴える肩こりと、背中の張りから
久しぶりに解放されました。
毎年GWの恒例行事、一年分のむすめたちの洋服の断捨離、
ついでに衣替え、そして、次女の成長とともにず~~~~っと
気にかかっていた洋服のラックを作り直しました。
「自分でかける」を練習できるよう、次女の届く高さに調節。
自分でできることのうれしさから、自分で洋服を片付けてくれる
ようになりました。教えてからできるようになるまで、容易ではありませんが
そこはお互いに「がまん比べ」です(笑)

GW前半の長女です。
アトリエの「お弁当袋キット」を縫いたい、と言い出し、
挑戦してみることに。なんと、できあがってしまいました。
「思い込みはいけない」と、いつもむすめたちに言う私の口癖ですが、
これは私の思い込みが可能性を押さえつけてしまっていました。

なんとも楽しそうに洋裁を楽しむ長女です。
「ここをアイロンで・・・」
「開いておくと、ひっくり返したときに楽なんでしょ?
いつもママそう言ってるよね。」と、まぁ、よく聞いているもんです。
人生初めての洋裁は5年生の家庭科の授業から。
初めてのミシンは、大抵の方が家庭科の授業であったのではないでしょうか。
自分自身のことを振り返ると、まったく覚えていないんです。
自宅でやった記憶もあり、あれが何歳のことだったのか・・・
そんなに大きくはなかったかと思います。
ミシンは楽しいのに、作りたいものが思うように作れなかった、
どうやってやれば、自分が思い描いているような完成度に近づけるのか、
模索している状況であったことだけは、はっきりと覚えています。
あの頃から、ミシンに憧れがあったんですよね。
母の想像をはるかに超えた子どもの可能性

ファスナー付け=難しい
などという、よけいな(笑)固定観念を植え付けずに、
「次は何を作りたい?」と長女に聞いたところ、
「ビニールのポーチ」と答えました。
なんなくこなす長女。本当に楽しそうで、これには母びっくりでした。
子どもの可能性を知らず知らずのうちに潰してしまっているんだろうか、
と思うだけで怖くなります。
子どもは大人が思っている以上の力をきっと、実はたくさん
持っているのだと思います。
日常から洋裁に触れる機会が多い長女は、聞きなれた洋裁用語に
見慣れた洋裁道具で、生徒さんがいつも楽しそうにレッスンでミシンを
踏む姿から学び、たくさんの
「洋裁をこなす情報、モデル」を持ち合わせていた
わけですね。
そこから自身が湧き、やりたい、に繋がる。
そのプロセスは、どんなことでも、すべて「経験」がものを言うのかな、
と思いました。「見たことがある」だけでも、それは立派な経験、
そんなところから、長期休みには、小学生向けのレッスンを本格的に
考えていきたいと思います。