2019.04.26

小学校高学年からのお洋服「ジュニアサイズ時期」をいかに過ごすか。

松本市のソーイングコンサルタント、
RaspberryGirl®(ラズベリーガール)オーナーの田川恵理子です。

今朝も、次女を小学校へ送り届けてきました。
毎朝一緒に歩く時間は、今もとても新鮮です。

出がけに、ポツリポツリと降り始めていたのですが、
登校途中に急に雨足が強まり、雷雨に。
パンプスを履いてきてしまい、足元はびしょぬれ。

細道を軽トラックとすれ違わなければならず、
大きな水たまりがあり、思うように歩けない中、
私が通り過ぎるまで発信せず、待っていてくださいました。

朝の忙しい時間帯に、こんなお気遣いをいただき、
相手が子どもたちであればまだしも、アラフォーのおばさんに・・・
ありがたく思いました。
初夏に向けてアトリエの衣替えをしました。

繁忙期という言葉に甘えて、しばらく冬物が出ていたのですが(汗)
初夏に向けて、アトリエの衣替えをやっと・・・

生徒さまは、プールバッグ、夏のワンピース、ブラウス、
フレアスカートなど、暗黙の了解で「夏支度」を始めています。

画像は、ドルマンプルオーバーブラウス 、
ギャザーフロルスカート、ともに140サイズです。

レディースのお洋服に見えませんか?

140~160のジュニアサイズのお洋服は、市場でとても
品薄であるという声を伺います。

パターンにおいても同じことが言えます。
気に入ったお洋服がないからこそ「作りたい」と思うのですが、
パターンも品薄です。

ジュニアサイズのお洋服に求めることは?

商品が全くないわけではありません。
「気に入ったお洋服が見つからない」のです。

合うサイズの中から、気に入ったデザインが見つからない

ジュニアサイズは多方面で難題があります。

キッズサイズでもないし、レディースのSサイズでもない、
「ジュニアサイズ」なのです。


大人でも子供でもない、微妙に移り変わる体型と、心と。
私自身のことですが、小学校高学年に差し掛かると、母に選んでもらっていた
洋服に違和感を感じ、ただ、自分自身で何が似合うのか、何が着たいのか、は
わからずにいました。

市場で手に入らない場合に、レディースのSサイズにて代用している
お話を伺いますが、「作る」という選択肢が可能な、当教室の
生徒さまへは、この「ジュニアサイズ期」を存分に楽しんでいただきたく、
きちんとサイズに合ったものを作りましょう、というお話をさせていただいています。

子どもでも大人でもない楽しみ「ジュニアサイズ期」を楽しむ

洋服の「サイズ感」のお話を、生徒さまへはさせていただいています。

日本は身長を基準にサイズ展開が表示されています。
ベビーサイズは85、95といったサイズがありますが、
100㎝を超えると、10㎝ごとのサイズ展開がなされています。

これを「作る」ことができるということは、サイズ調整もある程度は可能になってくるわけです。

着たときのサイズ感を大切に、私の口癖です。

10cm単位のサイズアップは、あまりにも極端で、
例えば、100サイズでも110サイズでもない時期が、誰にでも
訪れているわけですよね。

そこをきちんと体型に合わせて調節したものを着せてあげる。

そんなところにこだわりがあります。
そして、ジュニアサイズ期になると、洋服のデザインや生地の柄なども
大いに気になってくるところ。心も身体も少しずつ不安定。

そんな時期に、洋服で少しでも自己表現に自信が持てたら、
お気に入りのお洋服を着て、気持ちが安定できたらいいですよね。

幼少期にかわいいデザインは、少し切り替え位置を下げ、
ギャザー分量を減らすことで、ジュニア期にもじゅうぶんに楽しむことができます。ちょっとデザインを変更するだけで、だいぶ雰囲気も変わります。

そんな「ちょっとしたコツ」をレッスンの中で学んでいただいています。
翌年も着られるように「丈出し」ができるように仕立てる、など、
少しの工夫が洋服を大切に着る生活に繋がっていくのではないでしょうか。